【JavaScript】変数と型(2)

文字列型
文字がはいる変数の型を文字列型といいます。
「”(ダブルクオテーション)」または「’(シングルクオーテーション)」で挟みます。
typeof演算子では「string」で表されます。

a="Hello,World!!";
b='a';


数値型
整数や小数などの数値がはいる変数の型を数値型といいます。
typeof演算子では「number」と表されます。

a=1;
b=-2;
c=0.5;


論理型
true(真)またはfalse(偽)のどちらかの値を持つ変数の型を論理型といいます。
typeof演算子では「boolean」で表されます。

a=true;
b=false;


object型とnull型
オブジェクトの参照先を表す型をobject型いいます。
値がないことを表すのにnullという特別な値を使います。
nullは数値型のようなものですが、0ではありません。
typeof演算子では「object」で表されます。

a=null;


未定義型(undefined)
変数が未使用状態であることを未定義型(undefined)で表します。
undefinedは変数に代入できません。
typeof演算子では「undefined」で表されます。


>>delete演算子
delete演算子を使うと変数を削除し、未使用状態に戻すことができます。
削除に成功するとtrueを返し、失敗するとfalseを返します。

a=1;
delete a;


文字列の連結
文字列を連結したいときは「+」を使って次のように記述します。

a="こんにちは、";
b="〇〇さん";
c=a+b;
//「こんにちは、〇〇さん」と表示されます


「”(ダブルクオーテーション)」と「’(シングルクオーテーション)」
文字列の中で「’」を使いたいときは「”」で囲みます。
「”」を使いたいときは「’」で囲みます。

a='ようこそ"JavaScriptの世界"へ';
b="名前は'〇〇'です!";


エスケープシーケンス
文字列を改行して表示する場合は、エスケープシーケンスを使います。
エスケープシーケンスを使う場合は、表示したい文字列を<span>タグで囲います。

alert("Hello,World!!\nこんにちは、世界!!");

//\n:改行
//\":「"」
//\':「'」
//\\:「\」
//\t:「タブ」
//\b:「バックスペース」


<例題>
alertを使って、以下のようなダイアログメッセージを表示してみます。
Macユーザーは、「\」は「バックスラッシュ(\)をつかいます。
Option+\で入力出来ます。

ようこそ!
”JavaScriptの世界!"へ
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">

<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" />
<title>エスケープシーケンスの練習</title>
</head>

<body>
   <script type="text/javascript">
     alert("ようこそ!\n\"JavaScriptの世界\"へ");
   </script>
</body>

</html>